為替変動で具体的にどれだけ得、あるいは損するのかを、1ドル=100円のときに、1万ドルをドル預金(金利5%と仮定)に1年間預けたケースで考えてみましょう。
1万ドルを預け入れるときに必要な円は、100万円(1ドルあたり100円×1万ドル)。 1年後の受け取り金額は、ドルベースだと利息を含めて次のようになります。
1万ドル十利息分(1万ドル×5%)=1万500ドル(税引き前)
では、1年後に「1ドル=80円の円高」になっていたとします。その場合、1万500ドルを円に換えると次のようになります。
1万500ドル×80円=84万円(税引き前)
投資した100万円は84万円になり、16万円のマイナスです。このように利息が付いてドルの金額では増えても、円高が進むと円に換えたときに損する可能性があるのです。
一方、1年後に1ドルェ120円の円安になっていた場合は、
1万500ドル×120円=126万円(税引き前)
となり、投資した100万円が126万円に増え、26万円プラスに。このように円安が進むと、円に換えたときに得します。つまり、外貨で運用する金融商品に投資している人にとっては、「円安はありがたい」「円高は困る」となるわけです。
2008年3月の円高のとき、外貨預金をした人は「12年4ヵ月ぶりに1ドル=100円を突破する円高になったのだから、そろそろ円安に向かうだろう。今預ければ為替差益をたくさん得られるに違いない」と考えたはずです。
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